小平公演 シゲさんレポート

2015年4月25日

いつも最初に舞台に立って、舞台から客席の風景を見せてもらう。この時が、実行委員のみなさんからバトンを受け取る瞬間で、「あとはお任せ下さい」と思いながら前説をする。

この【イシノマキにいた時間】の舞台は、前説から始まる。思い起こせば初演から、ずっと前説をしてきた。もちろん舞台なので、前説なく始まっていいのだが、より見やすくなってもらうために話しておきたいことがある。というか、結局、喋るのが好きなのだ。そして、ほぼ毎回、まず吉俣さんが演奏をしてくださる。

小平公演では満席のお客さんに迎えてもらい、ゾクッとしてから感謝の気持が湧いてきた。もちろん、満席でなくても、毎回感謝の気持は湧き上がるし、実行委員のみなさんの想いも一緒に届けるつもりで舞台に立つ。ほんとうに不思議な気持ちで舞台に立たせてもらう。感謝の気持ちと同時に引き締まる。あとは、演じるというよりも伝えるという気持ちが強い。お芝居をするというよりも丁寧に伝える・・・そんな気持ちで舞台に立ってるような気がする。

あ、あと、ひとつ・・・よっさん(石倉良信)大丈夫かな?という気持ち。これが一番大きいかもしれない。

今回の会場である『ルネこだいら』には、20年ほど前に立っている。

THE NEWSPAPERというグループにいた頃、27、28歳でピチピチの若手だった。27、28歳はそれほど若くもないが、他のメンバーが、それなりの年齢だったので、若手と呼ばれていた。あれから20年が経ち、47、48歳になって、いや、48歳になった自分は、ピチピチではないが、あの頃より元気な気がする。そしてあの頃よりは、自分が見てる先が、ハッキリとしてる。もちろん、その見てる先は、すぐに曇ったり霞んだりするが、それでも前に進めるだけのエンジンなのかヘッドライトなのか燃料なのかを積んでるように思う。

小平公演では、バイオリニストの室屋光一郎さんが、スケジュールの合間を縫って参加してくださった。2年前に鹿児島で、吉俣さんのチャリティーコンサートに参加させてもらった時、少し前に【イシノマキにいた時間】の舞台を見てくださってた室屋さんから「僕も、なんでもやりますから、言って下さいよ!」と、強く言ってもらった。なんでもやりますと言ってもらったが、さすがに、受付を手伝ってもらうわけにいかないし、と思いながら2年が経ち、ようやく奇跡的にスケジュールが合って、それでも、この日も仕事が入ってたので、もしかしたら間に合わないということも想定してドキドキしたが、無事に吉俣さんのピアノと、室屋さんのバイオリンが奏でる『添歩み』が実現した。もしかしたら、またいつか、参加してもらえるかもしれないし、またひとり素敵な人を、この舞台に巻き込ませてもらった。

もうひとり、役者である西海健二郎が、出演する訳でもないのに舞台監督として、舞台裏を手伝ってくれた。稽古場にも来て、台本にキッカケを書き込んで、間違いがないようにと、本番前に何度もひとりで幕の開け閉めや上げ下ろしなど舞台裏の仕事を稽古してくれていた。

これまでも、たくさんの人がこの舞台に携わってくれて、この舞台を応援し支えてくれている。感謝の気持を僕たちが届けるには、やっぱり楽しく届けたいと思う。そして、一番の感謝は、足を運んで観に来てくれてる人たちであり、そんなみなさんには、今までも、これからも同じように、でもきっと、その時その時に大切な事を伝えたいと思う。

 

小平公演に来ていただいたみなさん、ここはひとつ、紀伊國屋での公演に、家族やお友達、元カレ、元カノ・・・大切な誰かと一緒に来ていただけたらと思います。

小平実行委員の皆さんと。前列一番右:小平実行委員長、一木さん(小平こども劇場)。 前列、吉俣さんの右隣が、サプライズゲストで登場のバイオリン、室屋光一郎さん。
小平実行委員の皆さんと。前列一番右:小平実行委員長、一木さん(小平こども劇場)。 前列、吉俣さんの右隣が、サプライズゲストで登場のバイオリン、室屋光一郎さん。

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