新潟公演 シゲさんレポート

2012年11月24日(土)〜25日(日)

 

 

 

 

 

今回の活動報告は、もしかしたらマル丸山報告になるかもしれない。ただ、上越高田公演は、このオトコなしには語れないので、まぁ、しょうがなく・・・。

マル丸山は、ヨッサンと劇団の研修生時代の同期生で、研修生を終えてからは、東京で演劇を続けるという夢にやぶれて、上越高田で板金屋さんの仕事をしながら、マル丸山というフザケタ芸名で演劇を続けていた。つまり夢やぶれてなんかなかった。それどころか、このオッサンの夢は、東京では納まりきらない規格外?なのか、どこまでも高く、どこまでも熱く、どこまでも自由に広がっていた。その自由すぎる情熱は、普通の家を劇場にしちゃうという域に達していた。

そのオモシロすぎるエピソードは、コチラで見られます。

http://leader2940.blog59.fc2.com/blog-entry-2856.html

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この『ジャンジャン下北沢』で、芝居をする時が来たら、きっと『出来るか出来ないかではなく、やるかやらないかだ。』という貼り紙が貼られるのだろうなと思う。

↑ 各写真をクリックすると『ジャンジャン下北沢』の様子がご覧頂けます。

雁木のある町並み
雁木のある町並み

上越高田の街並みには、雁木(がんぎ)があり『日本一長い雁木通り』の風景がある。この雁木は、雪国に多く見られる風景で、本来、自分の土地として自由に使える玄関前を通路にして屋根を付けて、誰もが歩くことができるようにすることで、みんなが「助け合い」のココロをつないでいる。だから、雨の日でも、子どもたちは傘をささずに学校まで行けて、雪が降っても、夏の日差しが照りつける日も、この道は優しさに守られている。いい街だなぁと思う。

そんな優しい風景の中に、熱いオトコ、いや、アツクルシイオトコ・マル丸山がいて、彼が電話で『イシノマキにいた時間』を上越高田で上演したい。出来るか出来ないかではなく、やるかやらないかだと思うんです」と、ヨッさんに言った日から、この公演は、すでに成功していたのかもしれない。もちろん、3人の役者がイケメンでもなければ、カワイイ女優が出るわけでもないので、実行委員会のみなさんが、お客さんを呼ぶのは大変だっただろうと思う。それでも、上越高田公演ほど、繋がりを強く感じられた公演もなかった。だから、今回の活動報告は、ヨッさんからしてもらった方がいいと思うのでバトンを渡そうと思う。では・・・

 新潟公演 よっさんレポート

よっさんの元同期3人が新潟に集結
よっさんの元同期3人が新潟に集結

 

シゲさんからのバトンを貰って。。。

今回の新潟公演が実現したのは友人である新潟実行委員長のマル丸山くんのお陰でした。

彼とボクは、とある劇団の研究生の同期で、ちょうど20年前、苦楽を共にした仲でした。結局二人ともそこの劇団員にはなれませんでしたが(笑)マルは地元に帰り新潟でも芝居を続け、ボクも東京で芝居を続けてきました。それからは節目節目で会っては酒を吞む付き合いをしてきました。今回この作品を全国の人に伝えたいと思い、新潟で出来ないものか、久しぶりにマルに電話をかけてみると、ボクが話しを持ち出す前に「実はオレ、『イシノマキにいた時間』をコッチで出来ないかなぁと思ってるんですよ~」とマルの方から。しかも「劇場もね、ちょうどイイ所があるんですよ~」と既に動き出してました(笑)最後には、自分が自腹切ってでもいいからやりたいと云ってくれてました。嬉しかったなぁ。

 

 

 

 

 

上越高田と云う所は、本人が云うように新潟と云っても市内から離れています。結構離れています(笑)。。。いくらマルが劇団をやっていようが、知らないオッサン俳優たちのためにお客さんを呼ぶのは大変なコトであって、マルもそこをとても心配していました。しかしマルは送った初演のDVDを観たあとにすぐ電話をかけて来て『石倉さん。出来るか出来ないかじゃなくて、やるかやらないかですよ!』って云いました(笑)たぶん完全にヒロキになっていたんでしょうね。そんな男ですマルは。。

帰京の日のまさかの万歳
帰京の日のまさかの万歳

昔からマルは熱い男でしたが、久しぶりにあっても全然変わっていませんでした。むしろ熱さは増していました。。熱さ通り越して暑苦しくなっていました(笑)だけど、その熱さって、東京で何年も俳優の仕事してると忘れちゃうんですかね。いや、自分も忘れたワケじゃないんだけど、仕事と云うコトになって熱さが薄れていたのかもしれませんでした。でも上越高田でマルに再会して、初心というか、演劇の持つ伝える情熱の本当の意味を20年経って、20年前に一緒に闘った友人に改めて教えて貰いました(シゲさんの書いたコメントの「バカ」を含みます(笑))

毎回この『イシノマキにいた時間』と云う作品通じて沢山の方から色んなコトを学ばさせて貰っています。多くの皆さんはこの作品を観て、『感動しました』とか『色々考えさせられました』とか云って下さいますが、ボクらも皆さんから沢山感動を貰い、沢山考えさせられています。1年間やって来て作品も、ヤスもスゴく成長しています。そう考えると観てくれた方は勿論、スタッフ、関係者、協力者、全部ひっくるめて、やっぱりマンパワーってスゴいんだなぁと。。今、つくづく演劇の、生で伝える本当の力に感謝しています。

 

 

 

 

 

今回、マルの情熱に賛同してくれた上越高田のみんなにも感謝です。ホント、イイ奴らでした。流石マル丸山について来ている人間だと思いました。バカです(笑)でも最高です!

結果心配していた集客も口コミであれだけの人数が集まってくれました。マルも泣いてました。久しぶりに男の号泣を見ました。あまりの号泣さに流石のシゲさんも茶化せませんでした(笑)

この新潟公演はマルのお陰で実現したけど、マルに巻き込まれた皆さんと観に来て下さった皆さんのお陰で成功したんだと思います。本当にありがとうございました。

これからも、今まで全国をまわり沢山の方から受け取ったバトンを伝えて行きたいと思います。

石倉良信

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